LINE-Xは、世界最強の衝撃吸収塗料と言われています。
LINE-Xをスプレーした発泡スチロールの上から、大型車で踏んで潰そうとしても、全く損傷しないと言う実験をテレビでやっているのを見ました。
あまりに気になったので、日本で購入できるのか、できるとしたら値段はいくらなのか紹介します。
また、LINE-Xを購入できる店舗や、ネット通販のお店にも触れました。
1.LINE-Xの値段は?
LINE-Xの値段はいくらなんでしょうか?
Googleで「LINE-X 価格」とか「LINE-X 値段」と調べてみましたが、車の塗装工事の価格しか出てきません。
一体どういうことなんでしょうか?
クワシク調べてみたら、衝撃の事実がわかりました。
2.LINE-Xを購入できる店舗やネット通販は?
LINE-Xは購入できるのか、できる場合はその価格はいくらぐらいなのか、またそのお店はどこなのか、調べようとしましたが出てきません。
どうやら、LINE-Xは一般販売は行っていないようです。
ではどんな人に売られているんでしょうか?
それは、現在のところ板金塗装屋さんが取り扱っているようです。
また、販売代理店である板金塗装屋さんが、塗料としてLINE-Xを売ることはないということはありません。
つまり、車のバンパーなどを塗装して、事故の際に損傷しないようにするサービスを提供しているということですね。
気になる値段ですが、トヨタハイエースのバンパーをLINE-Xで塗装してもらうと、60,000円位かかるようです。
前後両方塗るとおおよそ倍の120,000円かかります。
LINE-Xの塗装仕上げ面は、どうしてもちょっとボコボコしてしまうんです。
そのため、一般的には車の全面をLINE-Xで塗装することはなく、最も効果的なバンパーのみ塗装するということが多いそうです。
バンパーを交換すると、60,000じゃ収まらないですよね?
なので、バンパーをLINE-Xで塗装し衝撃を吸収するように変えるために60,000円を払うと言うのは、それほど高い金額では無いような気もします。
3.LINE-Xが一般販売されない理由は?
上で紹介した通り、LINE-Xは一般販売されていません。
その理由は、実際に衝撃を吸収できるだけの性能を発揮するためには、一定の厚さで均一に吹きつける必要があります。
そういった塗装の技術がある板金塗装屋さんなどの業者でなければ、せっかく高価なLINE-Xを購入しても、期待した衝撃吸収能力は得られない可能性が高いです。
ちなみに、LINE-Xの専用スプレイは値段が5,000,000円するそうですよ。
きちんと塗装するための設備は全て含めると、10,000,000円位の金額が必要になります。
こういった理由から、一般の人には販売していないと言う事ですね。
納得です。
4.LINE-Xをスプレーしたスイカは屋上から落としても割れない
2019年4月28日20時からのフジテレビ「でんじろうのthe実験」の中で、LINE-Xが特集されました。
印象的だったのは、LINE-Xで塗装したスイカを、3階建ての工場の屋上からアスファルトの地面回落下させる実験です。
結果は、スイカがゴムまりのように弾んで、無傷のままでした。
スローで見るとスイカはかなり変形して、ぺちゃんこになっていました。
しかし、脅威の柔軟性を誇るLINE-Xの力で形が元に戻り、反発力で上空高く跳ね返ったんです。
しかし疑問なのは、スイカってかなりもろい野菜ですよね?
あんなに変形したら、皮がLINE-Xの内側でバリバリに割れているのではないか、と想像してしまいます。
番組内でも同様の疑問が出て、特殊な道具で2つに切った断面を見ました。
そうしたら、不思議なことにスイカの皮は破れておらず、中身だけがグシャッとなっていたんです。
LINE-Xをスプレイして密着させることで、もろいはずのスイカの皮にも靭性(しなり)を持たせることができるんでしょうか。
5.LINE-Xの弱点は低温
「でんじろうのthe実験」では、LINE-Xの弱点も見ることができました。
それは、LINE-Xをスプレーした厚さ1センチの発泡スチロールの板を、液体窒素の中につけて冷やす実験です。
冷やし始めると、わずか数秒でLINE-Xの表面がバキバキに割れてしまいました。
これは、冷えて就職した発泡スチロールが歪曲して、液体窒素の超低温によって柔軟性を失ったLINE-Xが割れてしまったと言うことです。
やはり、ある程度変形しながら衝撃を吸収するタイプのLINE-Xは、あまりにも低温にさらされるともろくなって威力を発揮できないことがわかりました。
ですが、自然界で液体窒素のような超低温にさらされるような事は無いでしょうから、建物全体をLINE-Xで塗装すると言うのは、寒い地域の場合にも有効です。
以上、今回は最強の衝撃吸収塗料「LINE-X」についてでした。
今後、さらなる開発が進み、一般の人でも簡単に塗装できるようになって欲しいですね。
そうすれば、日本の建築業界始め様々な産業が大きく変わっていくように思えます。
技術の発展に期待しましょう。
最後まで見ていただきありがとうございました。
次の記事もお楽しみに。
では!
コメント