2020年5月8日、笑福亭鶴志さんが亡くなるという、大変ショッキングな情報が飛び込んできました。
笑福亭鶴志さんは、日本を代表する落語家の1人でしたから、実に残念なことではないでしょうか。
さて、笑福亭鶴志さんといえば、言わずと知れた笑福亭一門の1人です。
また、笑福亭鶴瓶さんの弟弟子としても有名なわけですが、その師匠とは、いったい、誰だったのでしょうか?
笑福亭一門にはどういった面々がいるのかも興味深いですよね。
そして、笑福亭鶴志さんの兄弟子である笑福亭鶴瓶さんの本業とは、何だったのでしょうか?
それでは、これらについてまとめてみましたので、ご覧ください。
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1.笑福亭鶴志の経歴
笑福亭鶴志さんは、1955年8月24日、大阪府の出身です。
本名は「冨松和彦」。
笑福亭鶴志さんといえば、身長が170センチだったのに対し、体重は100キロを誇り、バストは120センチ、ウエストは120センチ、ヒップは120センチと、バスト、ウエスト、ヒップが、みんな100センチ超という、大変ボーリューミーなスタイルの持ち主としても有名。
エネルギッシュなことで知られる笑福亭一門としても、とくに象徴的な存在とされてきました。
出身高校は平安高校で、野球部で活躍しています。
こうした経歴もあって、趣味はそのまんま野球。
そんな笑福亭鶴志さんは、1974年に落語の世界に入って、活動をスタート。
当初、その高座名は「鶴枝」になるはずだったものの、「鶴志」に変わることになったといいます。
笑福亭鶴志さんは、1975年に、上方落語家にとってはめずらしく、関西ではない愛知県で初舞台を行い、以後、人気落語家として成長していきました。
得意としたネタは、笠碁、長短、平の陰、試し酒など。
また、落語以外に、『わいわいサタデー』、『ザ・ビッグ』、『大人の絵本』、『鶴志のナイスキャッチ』といったテレビ番組に出演。
ジャスコ、ヤマエ食品工業、関西テレメッセージ、日本コカ・コーラなど、CMにも多数、出演しています。
受賞歴は、ABC漫才落語新人コンクール最優秀新人賞、大阪文化祭賞奨励賞などとなっていました。
そんな笑福亭鶴志さんは、2020年5月8日、心不全と腎不全が原因となって、まだ64歳という若さだったにもかかわらず、亡くなりました。
2018年に肝臓がんで手術をしていたものの、回復していただけに、ますます悔やまれますよね。
謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。
2.笑福亭鶴志は鶴瓶の弟弟子で師匠は誰?
笑福亭鶴志さんといえば、笑福亭鶴瓶さんの弟弟子ということで知られています。
では、笑福亭鶴志さんの師事した師匠とは、いったい、誰だったのでしょうか?
それは、6代目笑福亭松鶴さんでした。
6代目笑福亭松鶴さんは、1918年8月17日、大阪府の出身です。
父親は5代目笑福亭松鶴さんで、初代笑福亭松之助から4代目笑福亭光鶴、4代目笑福亭枝鶴と称した後、6代目笑福亭松鶴となりました。
3代目桂米朝さん、3代目桂春團治さん、5代目桂文枝さんとならんで、四天王と呼ばれ、活躍しています。
1986年9月5日、68歳で亡くなりました。
笑福亭鶴志さんは、1974年に入門してから、1986年に亡くなるまで、12年、6代目笑福亭松鶴さんに師事していたのですね。
あれだけ大成したわけですから、6代目笑福亭松鶴さんもさぞかし、喜んでいるのではないでしょうか。
3.笑福亭は全員で何人?
そんな笑福亭鶴志さんですが、笑福亭一門には、どういった落語家たちがいるのでしょうか。
まず、笑福亭鶴瓶さんは説明不要ですよね。
彼以外では、笑福亭仁鶴さん、笑福亭鶴光さん、笑福亭福笑さん、笑福亭松枝さん、笑福亭呂鶴さん、笑福亭伯鶴さん、笑福亭枝鶴さん、笑福亭和鶴さん、笑福亭竹林さん、笑福亭圓笑さん、笑福亭鶴松さん、笑福亭岐代松さん、笑福亭伯枝さん、笑福亭忍笑さん、笑福亭鶴笑さん、笑福亭鶴二さんがいました。
笑福亭一門は落語では名門ですが、ずいぶんな勢力だったのですね。
4.笑福亭鶴瓶の本業は何?
笑福亭鶴志さんの兄弟子である笑福亭鶴瓶さんは、落語家以外にも、かなり精力的に活動していることで知られています。
それでは、笑福亭鶴瓶さんの本業とは、何だったのでしょうか?
笑福亭鶴瓶さんは、落語家以外に、タレント、司会者、俳優としても活躍していました。
とくに、俳優として、映画『閉鎖病棟-それぞれの朝-』、大河ドラマ『西郷どん』、NHK連続テレビ小説『あさが来た』などに出演していたのは、特筆すべきことでしょう。
しかし、そんな笑福亭鶴瓶さんの本業はあくまでも落語家。
一時は、他の業種での活動が目立っていましたが、その後、落語に回帰しています。
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笑福亭鶴志さんが亡くなったことは、日本の落語界にとって、おおきな損失でしょう。
兄弟子である笑福亭鶴瓶さんも、さぞかし悲痛なことでしょうね。
あらためて、これまでの落語家人生をたたえたいと思います。
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