今回は、『幸せの行方...』という映画をご紹介したいと思います。
この作品は、ロバート・ダーストという、実在した殺人鬼をモチーフにした、大変、迫力あるサスペンス映画となっていました。
そこで、この記事では、そんな映画『幸せの行方...』やロバート・ダーストに、迫っていきたいと思います。
はたして、映画『幸せの行方...』とは、どういったあらすじ、ネタバレだったのでしょうか?
さらに、ロバート・ダーストが起こしたとされる事件との登場人物の対応や、主人公のモデルのロバート・ダーストや、彼の嫁が現在、どうなっているのかも、チェックしていきましょう。
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1.幸せの行方(映画)のあらすじ
デヴィッド・マークスは、ニューヨークで巨万の富を持っているサンフォード・マークスの長男。
そんなデヴィッド・マークスは、ケイティ・マークスという、平凡な女性と結婚しました。
サンフォード・マークスは、デヴィッド・マークスとケイティ・マークスの結婚に否定的でしたが、これを押し切ってのことだったのです。
やがてデヴィッド・マークスは、サンフォード・マークスの事業とは無縁に、食品店経営者として暮らすことになります。
その後、サンフォード・マークスに説き伏せられ、デヴィッド・マークスは事業に関わりますが、向いていなかったため、出世できませんでした。
一方、家庭では、デヴィッド・マークスは、ケイティ・マークスが子供を欲しがるのに対して、幼少時に母親が自殺していたことが影響して、消極的で、ケイティ・マークスが妊娠したのに降ろさせます。
その後、ケイティ・マークスは、大学の医学部に合格しますが、夫婦仲は悪くなっていきました。
そして、ケイティ・マークスは謎の失踪を遂げてしまったのです。
2.幸せの行方(映画)のネタバレ
ケイティ・マークスが失踪を遂げてから、18年という歳月が流れ去りました。
そんななか、デボラ・ラーマンという女性の小説が、ケイティ・マークスの失踪にあまりにも似ていたため、またしても捜査が開始されることになります。
しかし、デボラ・ラーマンとは、実は、デヴィッド・マークスの友人なのでした。
しかも、失踪直前のケイティ・マークスと見られていた女性も、デボラ・ラーマンの変装したものだったのです。
デヴィッド・マークスは、口封じに、デボラ・ラーマンを殺害させ、その犯人までも手にかけます。
結果、デヴィッド・マークスは、犯人殺害のみ発覚しますが、無罪となって、殺人罪で裁かれることはありませんでした。
一方、ケイティ・マークスの失踪については、迷宮入りとなってしまいます。
3.幸せの行方(映画)の実話事件との登場人物対応表
このような映画『幸せの行方...』なのですが、すでに申し上げたように、ロバート・ダーストという実在の人物が、主人公のモデル。
そう、デヴィッド・マークスが、ロバート・ダーストに当たるのですね。
そして映画の内容は、このロバート・ダーストが疑われている事件の内容とほぼいっしょなのでした。
失踪したケイティ・マークスに当たるのは、キャサリン・ダーストさん。
殺したことになっているデボラ・ラーマンに当たるのは、スーザン・バーマンさん。
また、おなじく殺した犯人に当たるのは、モーリス・ブラックさん。
父親のサンフォード・マークスに当たるのは、シーモア・ダーストさん。
なお、映画『幸せの行方...』が公開されたのは、2010年でしたが、その後、2015年になって、この事件は急展開を見せます。
信じられないことに、ロバート・ダーストが、ドキュメンタリー番組『THE JINX』の収録中に、ついうっかり、ひとりごととして3人の殺害を口走ってしまい、逮捕されたのです。
むしろ、こっちのほうが映画みたいな結末ですから、映画製作にかかわったスタッフ、キャストたちも、さぞかし驚愕したことでしょう。
4.幸せの行方(映画)の主人公や妻の現在
では、映画『幸せの行方...』の主人公のデヴィッド・マークスのモデル、ロバート・ダーストや、ケイティ・マークスのモデル、キャサリン・ダーストさんは、2020年現在、どうなっていたのでしょう。
キャサリン・ダーストさんは、遺体こそ見つかっていないものの、ロバート・ダーストの話が事実なら、殺害されたことになります。
一方、肝心のロバート・ダーストは、まだ裁判が続いていました。
事件といい、ロバート・ダーストといい、最終的に、どのように決着がつくというのか、実に興味深いところですね。
キャサリン・ダーストさんの行方も気になります。
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実在の事件を扱った映画は多いものの、『幸せの行方...』は、なかでも、印象的。
モデルとなったのが、アメリカ犯罪史上、もっとも全米を騒がせた事件の1つですからね。
なお、ロバート・ダーストについては、2020年5月24日に、フジテレビの『日曜THEリアル!』で取り上げられますから、お見逃しなく。
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