2018年にスクエニを退職した田畑端氏は、その後自らJP GAMESを設立して代表取締役となりましたが、新作の「THE PEGASUS DREAM TOUR」が2021年にリリースできるのか危ぶまれています。
この記事では、スクエニを退職した田畑端氏のその後を調べました。
JPGAMES設立から2年。田畑端氏の現在は?
田畑端氏は、1971年5月5日生まれ、日本のゲームクリエイターとして活動しています。

名前 | 田畑端 |
生年月日 | 1971年5月5日49歳 |
出身 | 岩手県 |
好きな食べ物 | カップヌードル(日清) アルフォート(チョコ) |
現職 | JPGAMES 代表取締役 |
代表作 | FinalFantasy15 FinalFantasy零式 モンスターファーム |
スクウェア・エニックスグループは、FF15のダウンロードコンテンツの開発中止を発表しましたが、それと同時に田畑氏の退社を事後報告しました。FF15のファンからは様々な声が上がっていました。


そんな田畑端氏ですが、現在はJPGAMEの代表取締役として新作ゲームを開発しているとそうですが、2020年現在目立ったPRがない状況です。今回は田畑端氏の現在を追ってみました。
2018年 スクエニ退社の電撃発表
FF15のストーリーを補完するために制作していたDLコンテンツが開発中止を宣言され、
それと同時の田畑氏の退職発表だったこともあり、田畑端氏を避難するような声もありましたが、逆に開発が難航していたFF15をよくリリースしたという労いの声もありました。
ただ、全体的にはネガティブな声が多くありました。
「正直、ポジティブには受け取れません。発売前に比べこの作品に失望した部分や、批判を理解できる気持ちもありました。だからこそDLC4本、アプデを含め本当に期待していました。胸をはって周りに勧められる作品に挽回してほしいと心から願っていました。本当に残念です」
「DLC4本はFFXVを完成させる要素になると確信していただけに…憤りと悲しみを越して、もう…仮に新作AAAタイトルが7メイクだったとしても、新作に専念するためにこの中止を決定するような企業や作品には信頼できません」
「変更に変更を重ねてきたFFXVやろ、最後くらい決めたことブレずにやらせろよ!!」
退職の発表から数カ月後、田畑端氏が代表を務める”JPGAMES”の設立が発表されます。
JPGAMESの1本目作品のリスケジュールが公式HPにて発表

THE PEGASUS DREAM TOUR
JP GAMESの「THE PEGASUS DREAM TOUR」は、ペガサスシティという仮想の街を舞台にして、パラリンピックを体現できるという、これまでにない新しいスポーツロールプレイングゲームです。
国際パラリンピック委員会(IPC)公認のスポーツロールプレイングゲームで、プラットフォームはスマートフォンをはじめさまざまな機器で配信される予定です。
公式HPには「JP GAMESが得意とする新しいロールプレイングゲームとして最大限に描きます」とあることから、ストーリー性があるゲームになるようですが、プレイ画面などはまだ発表されていません。
コロナ禍でパラリンピック、オリンピックの開催は不透明
JPGAMESは、「THE PEGASUS DREAM TOUR」の公開を、2021年にリスケジュールすると発表していますが、今回のコロナによって2021年のパラリンピック開催も危ぶまれています。
もし、パラリンピックの開催が中止となった場合、このゲームソフトのリリースがどうなるのかなどは不透明のままです。
来年に向けて、パラリンピックのPRとしてゲームだけはリリースすることになるのか、デザインを変えて別のタイトルでリリースするのか?
最悪、開発を中止してしまう可能性もありますが、現時点では全く予想ができませんが、それらの選択肢のどれかになるでしょう。
JPgamesは赤字
JPgamesは、2020年2月19日の官報に第1期決算を掲載されていましたが、その時の純損失は1億3,475万円でした。
その後、資産報告のみの株式発表はありましたが、損益計算書の発表はありませんでした。
つまり、売上についての情報は非公開ということになります。
ゲームのリリースがないため、ゲーム会社の収支としては売上が立っていないのは不思議ではないでしょう。まだ第1期ですからね。
「THE PEGASUS DREAM TOUR」のリリースも決まっていませんから、来年以降の売上の見通しもありませんし、そのあたりの情報は現在ありません。
現在公式のアナウンスや個人の活動報告は途絶えている状態
田畑端氏が代表取締役を務めるJPgamesは、公式のアナウンスもなく、田畑端氏個人としての活動報告も、完全に途絶えている状態になっています。
ですから、今後の見通しなどは立っていない状態だといえます。世界初となるパラリンピックゲームとして注目されていましたが、いったいどうなるのでしょうか?
FF15の開発PRでは問題発言で広報部を困らせていた
アナウンスといえば、
FF15のディレクター時代は田畑氏のFF15に関する問題発言がよく取り沙汰されていました。その中のいくつかを次に紹介します。
「最初からロイヤルエディションバージョンを発売しろよって言われるけど、開発の限界、会社の限界だった。ユーザーはそんなこと知ったこっちゃ無いって言うけど…」
田畑端氏のFF15開発についての発言
「ユーザーからしたら知ったこっちゃないけど、開発10年?の重し(前ディレクター野村さんの残した負の遺産)で、あれ以上の開発延長は会社経営的に無理」
田畑端氏のFF15開発についての発言
などと語っていました。
こういった発言などで度々ネットでは炎上を繰返しており、スクエニ広報部はかなり苦労していたことが予想されます。
今回はあえて報告をしていない可能性あり。
なので、今回の新作開発については、あえて報告を行わないように釘を刺されているという可能性も出てきました。また、このままフェードアウトしてしまうという事態も考えられます。
どうなるJPGAMES?
JPGAMES設立後の、田畑氏の情報は非常に限られたものになっています。
ゲームユーザーとしては、いつもの田畑氏のPRが見られることを楽しみにしています。
このままゲーム開発がフェードアウトしてしまわないことを期待したいと思います。
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