みなさんは、大阪公立大学という名前の大学を聞いたことがあるでしょうか。
大阪府や関西地方在住の方はともかく、それ以外の方であれば、あまり聞きなれないのではないかと見られますね。
しかし、それもそのはずで、大阪公立大学とは、まだ存在しない大学だったのでした。
2020年現在の大阪府立大学と大阪市立大学が統合され、大阪公立大学になる予定となっていたわけです。
それでは、大阪公立大学とはどのような大学だったのか、これから見ていきましょう。
はたして、大阪公立大学の開学後のキャンパスや校舎の住所、名前、略称の呼び方は、それぞれ、どうなるというのでしょうね。
また、その元となっている大阪府立大学と大阪市立大学についても、チェックしていきたいと思います。
1.大阪公立大学とは
大阪公立大学とは、冒頭でもご紹介しました通り、これから開学予定の大学。
2020年現在の大阪府立大学と大阪市立大学が統合されることによって、2022年4月から、大阪公立大学になる予定になっていたのです。
運営するのは、2020年現在、大阪府立大学と大阪市立大学を運営する、公立大学法人大阪。
ちなみに、大阪府、大阪市といえば、両者を統合するいわゆる大阪都構想がありますので、こうしたことも、大阪公立大学の開学に関係しているものとみられます。
たとえば、仮に今後、大阪府、大阪市が大阪都になった場合には、さらに名称を大阪都立大学に変更することも想定されているのではないでしょうか。
さて、「大阪公立大学」というネーミングですが、実は、これ以外にも、候補としては、公立大学大阪、大阪総合大学があり、大阪城大学、なみはや大学、森之宮大学という候補もあったといいます。
しかし、公立大学大阪は、首都大学東京の2番煎じ感が否めませんし、首都大学東京自体、東京都立大学に戻りましたので、大阪公立大学がきわめて妥当だといえるのではないでしょうか。
大阪総合大学、大阪城大学、なみはや大学、森之宮大学に関しては、あくまで個人的には、なかなかイメージ自体が湧かない気がしました。
2.大阪府立大学と大阪市立大学とは
続いては、大阪府立大学と大阪市立大学とは、どういった大学だったのか、見ていきましょう。
大阪府立大学は、1955年に開学しています。
その後、2005年になって、以前からあった大阪府立大学に、1949年に開学した大阪女子大学、1994年に開学した大阪府立看護大学が統合されて、2020年現在に至っていました。
構成学部は、現代システム科学域、工学域、生命環境科学域、地域保健学域。
なお、日本国内の公立大学としては、規模が最大という大学でもあります。
そんな大阪府立大学出身の著名人には、河野多惠子さん、柴崎友香さん、東野圭吾さんなどがいました。
一方、大阪市立大学は、1949年に開学しています。
その後、1955年に大阪市立医科大学を編入して、医学部として、2020年現在に至っています。
構成学部は、商学部、経済学部、法学部、文学部、理学部、工学部、医学部、生活科学部。
そんな大阪市立大学出身の著名人には、山中伸弥さんなどがいました。
大阪府立大学も、大阪市立大学も、それぞれ、そうとうな歴史を誇った、由緒のある大学だったのですね。
それが統合されて大阪公立大学になってしまうのは、やや寂しい感がなくもありません。
しかし、まだ統合まで2年近くありますし、大阪公立大学のあらたな門出にも期待していきましょう。
3.大阪公立大学のキャンパスや校舎の住所
さて、そんな大阪公立大学といえば、キャンパス、校舎の住所も気になってくるところ。
こちらは、はたして、どうなっていたのでしょうか。
ちなみに、2020年現在の大阪府立大学、大阪市立大学の本部所在地は、大阪府立大学が大阪府堺市中区、大阪市立大学が大阪府大阪市住吉区。
探ってみたものの、大阪公立大学の住所は、2020年6月現在、まだ決まっていなかったようですね。
ただ、大阪府立大学も、大阪市立大学も、それぞれ、それなりの規模の大学です。
とくに大阪府立大学は、公立大学としては、規模が最大。
そのため、両者のキャンパスの併用となる可能性が高いのではないでしょうか。
もっとも、立地を考えれば、本部所在地は、大阪府立大学ではなく、大阪市立大学となるのではないかと思います。
4.大阪公立大学の名前と略称の呼び方はどうなるか
大阪公立大学の名前、略称の呼び方も興味深いところですよね。
こちらも未定でしたので、予想していきたいと思います。
2020年現在の略称は、大阪府立大学は「府大」、大阪市立大学は「市大」でした。
そのため、大阪公立大学も、シンプルに「公大」となるのではないでしょうか。
逆に、これ以外の略称等は、想定しづらいのではないかと思いますね。
大阪府立大学、大阪市立大学がなくなるのは、出身者にとっては、残念なことでしょう。
が、よりスケールアップした大阪公立大学を見守っていきたいですね。
2022年の開学を見逃さないようにしましょう。
コメント