2005年からアニメ「ドラえもん」にて、たてかべ和也さんに代わってジャイアンこと剛田武役に抜擢された木村昴さんは、高校卒業後に座長を務める劇団「天才劇団バカバッカ」を旗揚げしたり、エミネムを尊敬していて「ヒプノシスマイク」では山田一郎役を務め、好良瓶太郎名義で作詞活動を行うなど、声優だけにとどまらない活躍をしています。
引用:動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】
今回は、木村昴さんがジャイアンからラッパーになった経緯や、他の活動についても紹介したいと思います。
木村昴が国民的アニメ「ドラえもん」のジャイアン役に抜擢されたのは中学生のときだった!
2005年14歳のときに国民的アニメ「ドラえもん」の2代目ジャイアン役に抜擢された木村昴さん(1990年6月29日)は、ドイツ・ライプツィヒにてドイツ人でオペラ歌手の父親と日本人で声楽家の母親との間に生まれ、7歳までドイツで過ごしました。
日本へ移住した後は母親の教育方針でインターナショナルスクールには入らず、劇団日本児童へ入り日本語を学んでいきます。
木村昴さんが声優になったきっかけは「小さい時から目立ちたがり屋で、人気者になりたい欲が強かった。「ドラえもん」といったら、みんな知っていますし、オーディションを受けたというだけで「これは、人気者に間違いないな」と思い受けたんですよ」とクラスで人気者になりたくて「ドラえもんのオーディションってあるんですか?」と当時のマネージャーに聞いて受けたそうです。
晴れてジャイアン役に抜擢されましたが「世間に発表するまで2ヶ月あったんです。でもどうしても我慢ができなくなってしまい、ただ唯一1人だけ祖母に「ジャイアンになったんだ」とお話したんですけども。おばあちゃまも秘密をずっと守ってくれて」と秘密だったことを話しています。
木村昴さんのジャイアン役が発表されてからは同級生や先輩後輩から「ジャイアン(先輩)」と呼ばれるようになり「ジャイアンとして生きていく」ことを覚悟したとも話しています。
声優デビューしたときには「唯一打ち明けました祖母の家で、家族みんなで集まりまして、第1話の放送を見ましたね」と振り返っています。
木村昴さんは「本気で目指していた人にも失礼だし、なんちゃってでやりたくない。僕は僕のやり方でぱちもんだっていわれても、オリジナルになっていくような方法を探しながらやっていきたい。誰になんといわれようが、僕が今やっていることが僕にとってのオリジナリティーであって欲しいなと。やるからにはやりきるということを今後も大事にしたい」と、声優業に関して自身の考えをしっかり発言されています。
木村昴は声優だけにとどまらない活躍!ラッパーってほんと?
引用:KAI-YOU
引用:Channelヒプノシスマイク
14歳で「ドラえもん」のジャイアン役に抜擢されてから声優業を続けている木村昴さんですが、2017年9月に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」で山田一郎役を務めています。
木村昴さんも「最近はありがたいことにラップを披露する機会が増えて、スケジュールがラップだらけ。なので、もはやラッパーですね!ラップをやる声優さんといっていただけるようにもなって、本当に嬉しい限りです。声優になる前は、密かにラッパーになりたいという夢がありました。そんな中でラップのお仕事をしていると、10代の頃の夢が再燃して「このまま勢いで、ラッパーになっちゃう?」みたいな考えはありました」と語るほどラッパーとしても人気です。
木村昴さんがラップを好きになったきっかけは、1997年日本に移住するときに母親が「日本にきた年、世界で流れていた音楽を覚えておくといいだろう」という意味を込めて、EMINEMやBackstreet Boysなど1997年の世界のヒットソングを集めたCDをプレゼントしてくれたからだそうです。
木村昴さんが好きな日本のグループは、KICK THE CAN CREWやケツメイシ、RIP SLYME、SOUL’d OUT、キングギドラで、最近では「KICK THE CAN CREWがグループ活動を再始動してアルバムを発売したんですけど、このムーブメントには周りのラッパーに対する色んなメッセージも感じ取れて、かなりシビれました」と話しています。
ヒプノシスマイクは池袋、横浜、渋谷、新宿と4つのディビジョンに分かれています。
地域の違う4つのチームはカラーも全然違っていて、木村昴さんが演じる山田一郎率いるBuster Bros!!!は、3人兄弟のチームです。
また、木村昴さんは好良瓶太郎名義で作詞活動を行っていますが、名付け親は木村昴さんの師匠でもある関智一さん(スネオ役)です。
木村昴さんは「声優がラップをやるカッコよさという新しい価値観を作っていくのが、めちゃくちゃ楽しい」と語り、ヒプノシスマイクは2019年第13回声優アワードで歌唱賞を受賞しました。
引用:TGBKTV
引用元:sunekaziri A
木村昴さんは、2019年からラッパーの掌幻さんとラップユニット「掌幻と昴」を結成し、5月25日には茨城総合物産音楽フェスティバル2019に出演しました。
掌幻さんは、墨田区出身のラッパーで、同じくラッパーのACEさんやCHARLESさんと共に渋谷サイファーの中心人物として知られています。また、フリースタイルダンジョン特別編 Monsters WarではDOTAMAさん、Dragon Oneさんと同チームでバトルに参加し優勝もしている方です。
木村昴が「トロールズ ミュージック★パワー」に出演したのもラップがきっかけ?
引用元:シネマトゥディ
木村昴さんは、10月2日に公開された3D映画「トロールズ ミュージック★パワー」の日本語吹替え版で、ラップを披露する赤ちゃんトロールのタイニー・ダイヤモンド役を務めています。
「トロールズ ミュージック★パワー」は、音楽(テクノ、クラシック、ロックなど)が盗まれたトロール王国を舞台に、ハッピーを取り戻すためトロールたちの冒険が描かれている作品です。
ラップがきっかけで「トロールズ ミュージック★パワー」への出演決まったとき木村昴さんは「日本語吹き替え版をやるなら、このキャラクターは僕がやりたいなと思っていました。今回予告編のナレーションをやらせていただいたんですけど、その時に「このキャラクターのラップをやってみませんか?」といわれて、タイニー・ダイヤモンドもやらせていただけることになったんです。凄く嬉しかったのを覚えています」と話しています。
タイニー・ダイヤモンド役は、海外版ではキーナン・トンプソンさんが演じていることについて「キーナンさんは、ラッパーってこういう声だよねとラップを連想するのにぴったりの声なんです。だから、僕もそういう雰囲気を出せないかと思ってトライしました。最初はハスキーボイスのキーナンさんのラップに寄せていたのですが、せっかくならオリジナリティーも出していこうと、キーナンさんより声をちょっと低くして、ハスキーさを増してやってみました」と木村昴さんなりのタイニー・ダイヤモンドを演じていることを明かしました。
また、「キャラクターを演じながら、いろいろな方法やスタイルでラップができるのは楽しいです。このキャラクターだったらこうやるだろうと想像しながら、一つのラップでも何通りもの楽しみ方ができる」とラップ好きとしては至福のときとも話しています。
木村昴さんの子供の頃の夢はラッパーになることだったそうで、その夢を声優として叶えることができたのは、木村昴さんの音楽への思いの強さがあるからなのかもしれませんね。
木村昴が「おはスタ」の新MCに抜擢!
引用元:きむすばチャンネル【ON】
木村昴さんは、「おはスタ」を卒業した花江夏樹さんの後任として、10月5日放送からMCを務めています。
月曜メンバー「スバにぃ」として出演していた木村昴さんは、2日の放送で花江夏樹さんから新MCとして紹介され「おーはー!」と元気に登場し、「とにかく、後は任せてください。そして本当にお疲れ様でした」と花江夏樹さんをねぎらい、視聴者に向けて「おはスタの新MCのスバにぃです!みんなよろしく!日本中で思い思いの朝を迎えるおはトモのみんなにとって「今日も一日頑張ってみようかな」と少しでも明るく前向きな気持ちなってもらえるような、そんなMCになりたいなと思っています!おはスタで一緒に最高の朝を迎えようぜ!」とコメントしました。
また、木村昴さんは自身のYouTubeチャンネルに新MC就任決定の報告を受けたときの動画を投稿しました。木村昴さんは、2001年おはスタ1部に「おはキッズ」として出演してから20年の時を経て番組MCに就任したことに、満面の笑みで「やったぜ!まじか!本当に光栄なことだしめちゃくちゃ嬉しい。やるからにはめちゃくちゃ続けたい。目標10年」と喜びの報告をしています。
14歳で「ドラえもん」のジャイアン役に抜擢されてから声優を続けている木村昴さんですが、2017年9月から音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」で山田一郎役を務めていたり、2019年からはラッパーの掌幻さんとラップユニット「掌幻と昴」を結成したりとラッパーとしても大活躍されています。声優としてラッパーとして独自の魅力を放つ木村さんの今後の更なる活躍に注目ですね。
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