長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ第59作「麒麟がくる」は、本能寺の変を起こした明智光秀の前半生を通して描かれる戦国絵巻です。安定の人気をほこる「戦国時代」を初めて4Kでフル撮影し、新しい解釈で英雄たちを描いているため、話題となっています。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」は1月19日に放送が開始されてから、10月4日(26回放送分)までの平均視聴率は14.9%(関東・世帯)です。
過去に放送された「5分でわかる麒麟がくる」ダイジェスト版は、NHK YouTube・https://www.youtube.com/playlist?list=PLcynJ47QaWNuAI4ppuLvPAgkPxdC3rCHW
こちらで検索をかけると視聴できます。
今回は、長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率ランキングや視聴率ベスト3のあらすじなどを紹介したいと思います。
1.【見所!】長谷川博己主演!NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率ランキングは?
この項目では、第1回1月19日から第26回10月4日までに放送された回の視聴率ランキング(関東世帯)を紹介します。
1. 「光秀、西へ」(第1回) 1月19日・視聴率19.1%
2. 「道三の罠」(第2回) 1月26日・視聴率17.9%
3. 「ひとりぼっちの若君」(第10回) 3月22日・視聴率16.5%
4. 「決戦! 桶狭間」(第21回) 6月7日・視聴率16.3%
5. 「大きな国」(第16回) 5月3日・視聴率16.2%
6. 「美濃の国」(第3回) 2月2日・視聴率16.1%
7. 「帰蝶のはかりごと」(第13回) 4月12日・視聴率15.7%
8. 「信長を暗殺せよ」(第19回) 5月24日・視聴率15.7%
9. 「聖徳寺の会見」(第14回) 4月19日・視聴率15.4%
10. 「家康への文」(第20回) 5月31日・視聴率15.3%
11. 「越前へ」(第18回) 5月17日・視聴率15.1%
12. 「帰蝶の願い」(第7回) 3月1日・視聴率15.0%
13. 「信長の失敗」(第9回) 3月15日・視聴率15.0%
14. 「道三、わが父に非(あら)ず」(第15回) 4月26日・視聴率14.9%
15. 「長良川の対決」(第17回) 5月10日・視聴率14.9%
16. 「十兵衛の嫁」(第12回) 4月5日・視聴率14.6%
17. 「京よりの使者」(第22回) 8月30日・視聴率14.6%
18. 「将軍の涙」(第11回) 3月29日・視聴率14.3%
19. 「三好長慶襲撃計画」(第6回) 2月23日・視聴率13.8%
20. 「同盟のゆくえ」(第8回) 3月8日・視聴率13.7%
21. 「尾張潜入指令」(第4回) 2月9日・視聴率13.5%
22. 「義輝、夏の終わりに」(第23回) 9月13日・視聴率13.4%
23. 「伊平次を探せ」(第5回) 2月16日・視聴率13.2%
24. 「将軍の器」(第24回) 9月20日・視聴率13.1%
25. 「三淵の奸計」(第26回) 10月4日・視聴率13.0%
26. 「羽運ぶ蟻」(第25回) 9月27日・視聴率12.9%
長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、毎週日曜9:00~9:45・20:00~20:45 (NHK、BS4K)、毎週日曜 20:00~20:45 (NHK総合)、毎週日曜18:00~18:45(BSプレミアム)で放送されています。
再放送は、毎週土曜 13:05〜13:50(NHK総合)と毎週日曜 8:00~8:45(BS4K)です。
また、「5分でわかる麒麟がくる」は、放送当日の深夜0:05分~0:10(NHK総合)に5分間のダイジェスト版(字幕あり・解説なし)で放送されています。
見逃し配信は「公式ホームページ」(https://www.nhk.or.jp/kirin/)「NHK_PR NHKオンライン」(http://www6.nhk.or.jp/nhhttpskpr/tag/index.html?i=14252)「NHKオンデマンド」(https://www.nhk-ondemand.jp/program/)などで新規会員登録をすれば視聴できます。
また、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」オリジナル・サウンドトラックVol.1(全26曲)は1月29日、オリジナル・サウンドトラック Vol.2(全21曲)は9月2日にリリースされています。
2.【見所!】長谷川博己主演!NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率第1位・第1回「光秀、西へ」あらすじ紹介
明智十兵衛(光秀・長谷川博己さん)は、美濃の明智家に生まれ、明智荘(あけちのしょう)を治めていました。天文16年(1547)室町時代の末期、十兵衛は領地を襲撃してきた野盗を撃退したときに、その頭領が持っていた細長い鉄が、鉄砲という凄い武器だと聞き興味を持ちます。
美濃守護代・斎藤氏の名跡を継ぐ斎藤道三(本木雅弘さん)に掛け合って、鉄砲が売られている堺に行きたい、他の国をまわりながら知識を増やし、鉄砲を持って帰りたいと願い出ると、ある約束と引き換えに鉄砲を探る旅に出ることを許可されます。
堺に向かう道中で、十兵衛は刀鍛冶の宗次郎という名前を知り、宗次郎がいる辻屋の店にたどり着き鉄砲を買おうとしたところ、店先で将軍の側近・三淵藤英(谷原章介さん)らと出会い「鉄砲を手にいれるのは困難だ」といわれます。
堺で会った三好長慶の家臣・松永久秀(吉田鋼太郎さん)は、十兵衛の主君である利光を尊敬しているといい、気の合った2人は宿で酒を飲み、そのまま酔いつぶれますが、朝、十兵衛の枕元には鉄砲が置いてあり、松永久秀が「また会おう」と書いた紙も添えられていました。
次に向かった京では、名医と名高い望月東庵(堺正章さん)の居場所をやっと見つけたときに、助手の駒(門脇麦さん)と出会います。駒に京の状況や東庵の話を聞いた十兵衛は「美濃に来て欲しい」と頼みましたが、東庵は美濃行きを断ります。
そんな中、大名同士の抗争が始まって近くの民家が燃えてしまい、家の中に子供がいると聞きいた十兵衛は水をかぶり、火の中へ飛び込み子供を助けます。その姿に感動した東庵は、美濃へ行くことを了承しました。
3.【見所!】長谷川博己主演!NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率第2位・第2回「道三の罠」あらすじ紹介
明智十兵衛は約束したとおり、鉄砲と望月東庵、東庵の助手・駒を連れて美濃へと戻りましたが、織田信秀(高橋克典さん)の2万の軍勢が美濃へ迫っていることを知り、すぐに望月東庵と駒を連れて稲葉山城へ行きました。
信秀勢は2万以上の兵を持ち、利政側は4000と兵の数に違いがありましたが、利政は戦に勝つ為の策を考えていました。斎藤道三から旅の借金として「侍大将の首2つで返せ」といわれた十兵衛は戦へと繰り出します。
織田勢は、城内に入ることが出来た忍びから籠城を決めた美濃勢が酒を飲んでくつろいでいるという情報が入ったため、休息を取ろうと引き上げる判断を下します。
ですが、実際は忍びを騙すために、美濃勢は水を酒のように飲む芝居をしていていただけでした。引き上げ始めた織田勢めがけて美濃勢が一気に攻め込み、信秀は城へ逃げ帰ります。
十兵衛は、旅の借金返済のために侍大将を斬ろうと追いすがりますが、兜の中から見えた侍の顔が叔父の明智光安(西村まさ彦さん)に瓜二つなのを見て一瞬ひるんでしまいます。大将首という手柄をあげても、戦の意味や自らの戸惑いに十兵衛は悩みます。
道三は、娘・帰蝶(川口春奈さん)の夫である美濃の守護・土岐頼純(矢野聖人さん)の訪問を受けますが、この戦は、道三の支配を快く思わない頼純と信秀の密約が始まりだったのです。
道三に詰め寄られた頼純は、道三による土岐への仕打ちを糾弾しますが、道三が茶に仕込んだ毒により娘婿の頼純は死んでしまいました。
4.【見所!】長谷川博己主演!NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率第3位・第10回「ひとりぼっちの若君」あらすじ紹介
今川義元(片岡愛之助さん)によって側室の子・織田信広を人質にとられた信秀は、竹千代(岩田琉聖さん)との人質交換に応じようとしていました。
今川の勢力が力をつけることを恐れた斎藤道三は明智十兵衛に、尾張の帰蝶のもとを訪れ、織田家に人質に囚われている竹千代が、今川の元へ送られるのかどうか探りを入れるよう命じます。
十兵衛への思いを断ち切れず、明るさをなくし仕事も手につかない状態の駒は、5年ぶりに一座の主・伊呂波太夫(尾野真千子さん)と再会します。東庵は「美濃から戻ってきてから駒が元気がない」と伊呂波太夫に駒の様子を話します。
伊呂波太夫が駒に何かあったのか聞くと「好きだった人は手の届かない人だった。昔、火事の中から助け出してくれた侍は美濃の人だった」と失恋したことを話し始めました。
それを聞いた伊呂波太夫は、駒が侍に抱かれて連れてこられた時に桔梗紋の布で包まれていたことと、美濃で桔梗紋を用いているのが明智家だということを思い出します。
駒は東庵の家に戻り、桔梗紋が入った扇子を取り出し、父の形見だといった恩人の十兵衛が明智家の人間だと知り、駒は扇子を胸に抱き泣きました。
帰蝶に探りを入れるよう命じられた十兵衛は、熱田で味噌を売っている菊丸(岡村隆史さん)に味噌をもたせ、帰蝶に贈りものを届けるという口実を作ります。
帰蝶が信長(染谷将太さん)に「以前、鉄砲に詳しいといっていた者です」と十兵衛を紹介すると、信長は自分の鉄砲を差し出し「誰が作ったか解るか?」と試します。その質問に十兵衛が正しい答えを出したので、信長は感心し十兵衛を部屋に通しました。
通されたところに渦中の竹千代がやってきて、信長に「父(広忠)を殺したことを気にしないでほしい、父が討ち果たされたのは致し方ないことだと思っています」といい、一緒に将棋を打って欲しいと頼みます。館へ戻るという十兵衛に信長は、鉄砲の話をしたいので明日また来るよう告げます。
部屋に戻った信長は、竹千代と将棋を指しながら「人質交換をしなければ兄の信広は斬られる。今、自分は迷っている」と人質交換の話をします。竹千代は「迷っているなら、自分はどちらでも構わない。今川はいつか討つべき敵、その懐に入って敵を見てみたい。敵を倒すには敵を知ること」といいました。
味噌を十兵衛とともに届けてきた菊丸は、この話を天井裏に潜みながら全て聞いていました。
今回は、長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率ランキングと視聴率ベスト3のあらすじを紹介しました。
作者の池端俊策氏は「これまで描かれた明智光秀は「信長公記」が基になっており、多くの方が抱く光秀のイメージもこれによるところが大きいと思います。今回は逆賊(ぎゃくぞく)としてのレッテルを貼られた光秀像とは違った角度から光を当てることで、別の顔を描き出します」と語っているように、今後も長谷川博己さんがどのように主人公・光秀を演じていくのかが見どころです。
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