2020年5月14日から、ほとんどの地域で緊急事態宣言が解除されるということで、よろこんでいる方々も少なくないのではないでしょうか。
さて、そんななか、新型コロナウイルスといえば、注目されている薬として、アビガンやレムデシビルがありますよね。
なかでもアビガンは有名な薬ですが、ここでは、そんなアビガンを製造していることであまりにも有名な富士フイルムの会長である古森重隆さんについて、取り上げていきたいと思います。
はたして、古森重隆さんの経歴とは、どのようなものだったのでしょうか。
さらに、古森重隆さんの年収がいくらなのかや、富士フイルムのV字回復の方法、さらに、気になるアビガン製造のきっかけについても、見ていくことにしましょう。
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1.古森重隆富士フイルム会長の経歴
古森重隆さんは、1939年9月5日、長崎県の出身で、2020年5月現在の年齢は、80歳となっています。
大学卒業後、富士写真フイルムに入社した古森重隆さんは、順調に出世を重ねていって、1995年には、取締役営業第二本部長に、1996年には、フジフイルムヨーロッパ社長に就任。
そして2000年には、とうとう社長に就任することに。
2004年には、事業内容を写真フィルムから、医薬品、医療機器などに転換したことによって、おおいに話題になりました。
やがて2006年には、富士フイルムホールディングス、富士フイルムの代表取締役社長・CEOに、2012年には、富士フイルムホールディングス、富士フイルムの代表取締役会長・CEOに就任します。
一方で、古森重隆さんは、富士フイルムの経営だけではなく、2007年には、NHK経営委員長に就任し、NHKの運営にも尽力していきました。
こうした功績によって、2009年には、旭日重光章に叙されることになった、古森重隆さん。
2016年には、内閣府規制改革推進会議委員にも就任し、各方面でその手腕を発揮しています。
2.古森重隆富士フイルム会長の学歴、年収
そんな古森重隆さんですが、その出身校とは、いったい、どこだったのでしょうか。
調べてみたところ、高校は長崎県立長崎西高校、大学は東京大学経済学部だったと判明しました。
両方とも偏差値がきわめて高い学校ですので、大企業の経営者としてはさすがですね。
長崎県立長崎西高校からは、麻生祐未さん、小田一生さん、岡崎律子さん、柴田亜美さん、青来有一さん、高瀬千図さん、山口和彦さんなど。
東京大学からは、天本英世さん、伊沢拓司さん、香川照之さん、菊川怜さん、鶴崎修功さん、本村健太郎さんなどといった有名人たちが輩出されています。
ちなみに、古森重隆さんは、大学時代は、アメリカンフットボール部で活動していたとのこと。
一方、古森重隆さんの年収がいくらくらいだったのかも気になりますが、役員報酬については、2009年には3億6100万円、2011年には4億3000万円、2012年には4億1700万円、2013年には3億9000万円を受け取ったといいます。
これだけの額を稼いだのであれば、後から税金でそうとう引かれたのでしょうが、収入があまりにも高額過ぎることに変わりはありませんので、いずれにせよ、仰天せざるを得ません。
3.古森重隆富士フイルム会長のV字回復の方法
新型コロナウイルスで注目されることになったアビガンの製造で脚光を浴びることになった、富士フイルム。
ところが、そんな富士フイルムは、かつては経営がピンチに陥ったこともあったのでした。
今ではなかなか想像できませんけどね。
では、富士フイルムのV字回復の方法とは、どのようなものだったのでしょうか?
こちらは、すでにお伝えしましたとおり、2004年の、事業内容の、写真フィルムから、医薬品、医療機器などへの転換だったとみられます。
なお、この経緯の詳細については、2020年5月14日、22:00~、テレビ東京で放送される『カンブリア宮殿』で紹介されるものとみられますので、関心がある方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
4.古森重隆富士フイルム会長のアビガン製造のきっかけ
では、古森重隆さん率いる富士フイルムがアビガンを製造することになったきっかけとは、どういうものだったのでしょうか。
富士フイルムは、経営が大変だった時期もあったわけですが、事業内容を写真フィルムから、医薬品、医療機器などに転換したことを受け、製薬会社の富山化学工業を傘下に収めることになりました。
そして、この富山化学工業が開発していた薬こそ、アビガンなのでした。
つまり、現在、これだけ注目されていた薬は、富士フイルムの経営危機から生まれていたのですね。
事実は小説よりも奇なりというものではないでしょうか。
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ということで、今回は、古森重隆さんについて、見てまいりました。
経歴も収入もすごい人物だったということで、さすが、新型コロナウイルスで期待されていた大企業のトップだけありますね。
アビガン製造のきっかけにはおどろきましたが、これからもすぐれた薬の開発に期待しましょう。
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