新型コロナウイルスが、人々の生活全般に重大な影響を及ぼしています。
一般的には、会社や学校に行けないといったことが挙げられますが、その一方で、エンタメ方面にも深刻な問題が出てきています。
新作の映画が公開できない、映画館が休館になる、新作のドラマが放送できないといったことですね。
そんななか、2020年の春ドラマが放送延期となったことで、過去の名作ドラマの再放送が話題になっています。
なかでも、15年前に一世を風靡した『野ブタ。をプロデュース』が一人勝ちしているといいますので、今回は、このことについて迫っていきましょう。
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1.春ドラマ放送延期で名作が再放送
緊急事態宣言が、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県から47都道府県に拡大したことを受けて、各方面に大変な影響が出ています。
芸能関係でも、ただでさえ、著名人の死去、感染といった残念なニュースが相次いでいましたが、それらにくわえて、公開されるはずだった映画の延期、放送されるはずだったドラマの延期など、視聴者の楽しみを奪うような問題も発生しました。
なかでも、2020年の春ドラマが放送延期となったことは重大なショックだといえるのではないでしょうか。
しかし、その一方で、過去の名作ドラマが再放送されることになって、おおいに視聴者を喜ばせる結果に。
過去の作品の放送に差し替えられた新ドラマには、『下町ロケット』に差し替えられた『半沢直樹』、『グッド・ドクター』に差し替えられた『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』、『コウノドリ』に差し替えられた『MIU404』、『野ブタ。をプロデュース』に差し替えられた『未満警察 ミッドナイトランナー』などがありました。
新作が公開されないのは残念ですが、過去の名作をゴールデンタイムに無料で拝めるのは、なかなかない、ありがたい話ですよね。
2.15年前のドラマ『野ブタ。をプロデュース』が一人勝ち
このように、新作から差し替えられる形で再登場となった、過去の名作ドラマたち。
思い出がよみがえって、なつかしいという視聴者も少なくないことでしょう。
一方、肝心の視聴率も気になるところですが、『未満警察 ミッドナイトランナー』から差し替えられた『野ブタ。をプロデュース』の独走状態となっていました。
『グッド・ドクター』は5・4%、『下町ロケット』は9・0%、『コウノドリ』は8・6%だったのに対して、『野ブタ。をプロデュース』は11・0%も記録していたのですね。
当時は人気ドラマだったとはいえ、再放送で2ケタ行くとは、すばらしい結果でしょう。
『未満警察 ミッドナイトランナー』は中島健人さんと平野紫耀さんのダブル主演ですが、『野ブタ。をプロデュース』も亀梨和也さんが主演で、山下智久さんが共演と、いずれもジャニーズ枠。
こうしたことも影響したのは間違いないのでしょうが、それを踏まえても画期的な視聴率であることに変わりはありませんね。
3.ドラマ『野ブタ。をプロデュース』のあらすじ
主人公の桐谷修二は、偽りの自分を作り上げて人気者になっている高校生でした。
が、そんな桐谷修二にも、浮いた男子である草野彰という、苦手な存在がいたのです。
しかしながら、草野彰はあくまでも、桐谷修二のことを勝手に親友だと思っていたのでした。
このことで、桐谷修二は、なにかと困惑させられることもしばしば。
さて、ある日、2人の高校に、女子生徒が転校してきます。
小谷信子という転校生でしたが、彼女はその独特のキャラクターが原因で、転校して早々、不良グループから目をつけられてしまうことに。
これを受けて、桐谷修二は、いじめを受けていた小谷信子をプロデュースして、人気者にするということを思いつきました。
はたして、桐谷修二による、前代未聞ともいえる、小谷信子へのプロデュースは無事、成功するというのでしょうか…?
4.ドラマ『野ブタ。をプロデュース』のキャスト
ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で、主演の桐谷修二役を演じたのは、亀梨和也さんでした。
亀梨和也さんは、1986年2月23日、東京都の出身で、2020年4月現在の年齢は、34歳です。
ジャニーズ事務所で、KAT-TUNのメンバーとして活躍。
俳優としては、ドラマでは、『3年B組金八先生』、『ごくせん』、『金田一少年の事件簿』など。
映画では、『映画 妖怪人間ベム』、『ジョーカー・ゲーム』、『PとJK』などに出演しました。
ほか、キャストとしては、草野彰役で山下智久さん、小谷信子役で堀北真希さん、上原まり子役で戸田恵梨香さんなどが出演しました。
5.野ブタをプロデュースの原作小説
野ブタをプロデュースの原作は、白岩玄さんの同名小説です。
2004年の芥川賞候補作品としても有名。
コミカルでありながらリアルな高校生の生活を描いた意欲作で、非常に評価も高かったですから、ドラマ化してからの人気の理由も、さらには再放送でも根強いものがあったのはこの原作の面白さによるところが大きいでしょう。
6.野ブタをプロデュースの主題歌
ドラマ野ブタをプロデュースの主題歌は、アイドルデュオ・修二と彰による「青春アミーゴ」でした。
この曲が作られたのは2005年ですが、1980年代の学園モノを彷彿とさせるメロディラインが魅力で、当時を知らない若者の心にも響きました。
実際には歌っている二人の人気によるところが大きかったでしょうが、設定も面白いものが会ったんです。
それはメンバーである亀梨和也さんと山下智久さんの役名がユニット名となっていることです。
命名したのはジャニー喜多川さんだったようで、やはり常人にはないセンスをお持ちだったのがわかりますね。
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まさか、このようなかたちでドラマ『野ブタ。をプロデュース』が再注目されることになろうとは、誰が想像できたでしょうか。
作品や、亀梨和也さん、山下智久さんのファンにとっては朗報ですが、早く通常の放送ができるようになってほしいものですね。
本来、放送予定だったドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』にも期待しましょう。
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