2020年3月21日、21:00~、NHKで、とてもセンセーショナルなドラマがオンエアされることになっていました。
『三浦部長本日付けで女性になります』という作品です。
あまりにもインパクトがすごすぎるため、なんとも言えないような感じですよね?
しかし、タイトルそのまんまで、まさしくそういう内容のドラマだったのでした。
おまけに、主人公のモデルとなったのは原作小説の作者だったといいますから、なおさらビックリではないでしょうか。
それでは、ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』とは、どのような作品なのか、キャスト、あらすじを追っていきましょう。
ここでは、ドラマと原作小説との違いについてもお届けしてまいります。
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1.『三浦部長本日付けで女性になります』はモデル=原作者
ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』は、文字通り、男性から女性へと性転換を図る、トランスジェンダーの管理職の男性を描くという、なんとも興味深い作品なのでした。
しかし、それにもましてすごいのが、主人公のモデルが原作小説の作者だったということ。
ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』の原作小説とは、『総務部長はトランスジェンダー 父として、女として』。
その作者とは、岡部鈴さんという人でした。
1963年、長崎県の出身で、2020年現在の年齢は、57歳となっています。
長崎大学水産学部中退後、専門学校講師、プログラマー、化粧品会社、広告代理店など、さまざまな職種で働いてきました。
そして、この広告代理店で総務部長を務めていたのですが、2012年、岡部鈴さんは周囲をあっとおどろかせます。
なんと、自身がトランスジェンダーだという事実を、社内でメールで一斉にカミングアウトしたのでした。
その後、岡部鈴さんは、ふつうの女性として出社するようになって、現在に至っています。
昨今、トランスジェンダーネタのドラマなどをよく目にしますが、このような実話が元ネタの作品ときては、仰天ですよね。
しかし、ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』で岡部鈴さんに当たる主人公をはじめ、キャラクターを演じるキャストたちも、すごいメンツだったのです。
次で見ていきましょう。
2.『三部長本日付けで女性になります』のキャスト
ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』で、岡部鈴さんに当たる主人公・三浦安雄役を演じるのは、ムロツヨシさんでした。
コメディカルなものからシリアスなものまで、実にさまざまな役柄を演じてきたムロツヨシさんだけに、本作でも、その演技力は必見となることでしょう。
ほかには、三浦安雄の嫁の三浦カオリ役は鈴木紗理奈さん。
三浦安雄の息子の三浦秀太役は大江優成さん。
三浦安雄の部下の土方はる子役は伊藤沙莉さん。
三浦安雄の親友の田代一彦役は三宅弘城さん。
三浦安雄の上司の榊原英二郎役は中村育二さん。
三浦安雄の知人のつばきさん役は中村中さん。
三浦安雄の主治医の里中医師役は平泉成さん。
三浦安雄の母親の三浦季実子役は松金よね子さんなどとなっていました。
どのような演技が見られるのか、それぞれ楽しみですね。
3.『三浦部長本日付けで女性になります』のあらすじ
それでは、ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』のあらすじをご覧ください。
三浦安雄は、とある食品会社の総務部長。
ひょんなことから女装してみたところ、三浦安雄は、これまで味わったことのない感覚を得ることに。
それ以降、当初は隠れて女装を続けていた三浦安雄は、トランスジェンダーのつばきさんの影響によって、自身が女性だという事実に目覚めることに。
病院でもセクシャリティーについて診断を受けた三浦安雄でしたが、嫁の三浦カオリから理解を得ることはできませんでした。
そんななか、三浦安雄はある日、社内で、自身の秘密を社員にメールで一斉にカミングアウトするという、おどろくべき行動に出ます。
こうして、あくまでも女性として生きていくこととなった、三浦安雄。
しかし社内でも家庭でも、いばらの道が待ち受けていて…?
細かい設定はともかく、メールの件は事実といっしょで、本当にビックリしました。
ムロツヨシさんがどんな風に表現していくのか、ますます刮目したいものです。
4.『三浦部長本日付けで女性になります』の小説との違い
ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』が、岡部鈴さんの原作小説とどう違うのかも気になりますね。
今のところ、具体的に、ストーリーそのものが大はばに違うといった情報はありません。
シーンや登場人物が細かい部分で異なることはあるかもしれませんけどね。
ここに関しては、本編の放送を観て確認していきましょう。
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ドラマ『三浦部長本日付けで女性になります』は、いろんな意味で濃い作品になりそうです。
演技派のムロツヨシさんが主演だけに、いっそう、そうなることでしょう。
トランスジェンダー問題を考えるためにも、この機会に、ぜひ、ご覧になってみてください。
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